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長友 佑都
FC東京 · DF

39歳の無敵感——長友佑都に、もう一度あの夜を見せてほしい。チェゼーナからの手紙—

2026年6月1日 リリース·独自記事

2013年、ブラジル。コンフェデレーションズカップのグループステージ、日本対イタリア。

あの長友を覚えているだろうか。

走力だけじゃなかった。ボールを持ったときの、あの無敵感。ピッチの外から見ていても、本人がそういうメンタルでやっているのが伝わってくるプレーだった。抜ける、と思ったら本当に抜けた。仕掛けた、と思ったら本当に仕掛けた。ためらいがなかった。体が正直だった。ああいう状態になっている選手は、もう何をやっても止まらない。

それを知っているから、今も期待してしまう。

イタリアの地方紙「sport.quotidiano.net」が、長友のキャリアを振り返る記事を掲載している。

視点はチェゼーナから、だ。

2010年の夏、フィッカデンティ監督の推薦でFC東京から期限付き移籍してきた無名の日本人サイドバック。マヌッツィ・スタジアムに大勢の日本人記者が押し寄せた——という記述が、すでに当時の空気を物語っている。長友が着いたとき、チェゼーナはすでに特別な磁場を帯びていた。

16試合。それだけの時間でインテルへの道を切り開いた。

インテルでの7年間、170試合出場。ガラタサライ、マルセイユ、そして2021年のFC東京帰還。代表144キャップ。今年9月に40歳になる。

記事が最も力を込めているのは、この一文だ。

"5大会連続W杯出場を達成した6名のフィールドプレイヤーの仲間入り"

カルバハル、マルケス、ロナウド、メッシ、マテウス、グアルダド。その列に、長友の名前がある。アジア人として初めて。

数字としての事実はそれで十分だ。問題は、その先にある。

ここ数年の長友を見ていると、若い頃とは確かにプレーの質感が変わっていた。

攻撃に出る場面が減った。前に向かう推進力より、守備の安定を優先するような動き。それは衰えだったのか、それとも求められてそうなっていったのか。おそらく後者だと思っている。チームに「前に出るな」という空気があれば、選手はそれを読んで動く。ピッチに立てばわかる。監督の設計図が体に入ってしまえば、自分らしさより役割が先に出る。

だから消えたわけじゃない、と思いたい。

5月末のアイスランド戦でも、長友は先発で元気なプレーを見せていた。39歳が、先発で、ちゃんと動けている。それだけで既に十分すぎるほどの事実だが、こちらが求めてしまうのはそれ以上のものだ。

2026年のW杯、北中米の舞台。6大会連続というのは前人未踏の域だが、そこに辿り着くことより、辿り着いたときに何をするかの方が気になる。

チェゼーナはその出発点だった。

無名だった選手が、ロマーニャの地で「空飛ぶサイドバック」として覚醒し、インテルへ、世界へ羽ばたいていった。あのクラブがなければ、コンフェデ杯のあの夜も、メッシやロナウドと並ぶキャリアの記録も、存在しなかった。

記事はそこに対して、長友は今も深々と頭を下げるだろう、と書いている。そういう人間だということも、長く見てきた者にはよくわかる。

だから、ではなく——だからこそ、と言いたい。

真面目に守れる選手は今の代表にもいる。役割を全うできる選手は何人でもいる。でも、あの2013年のように「今日は俺を止められない」という顔でサイドを駆け上がれる39歳は、世界にそう多くはいない。

年齢のことは、一旦忘れてほしい。

本人が一番よくわかっているはずだから。それでも残っている、ということの意味を、ピッチで見せてくれればそれでいい。

引用元の海外メディア記事

▸ 引用範囲と筆者の解釈の内訳を見る

直接引用

引用文:「5大会連続W杯出場を達成した6名のフィールドプレイヤーの仲間入り」 出典: sport.quotidiano.net(イタリア語・英語) 掲載記事「A 40 anni al quinto...」(URL: https://sport.quotidiano.net/en/calcio/cesena/a-40-anni-al-quinto-7df5dde8)

間接引用

・2010年夏、フィッカデンティ監督の推薦によりFC東京からチェゼーナへ期限付き移籍した経緯 ・マヌッツィ・スタジアムに日本人記者が大勢集まったというエピソード ・チェゼーナで16試合出場後、1月移籍市場最終日にインテル(モラッティ・レオナルド体制)へ売却された事実 ・インテルで7年間・170試合出場・9得点、ガラタサライ、マルセイユ、2021年FC東京帰還という経歴 ・代表144キャップの記述 ・5大会連続W杯出場を達成した6名のフィールドプレイヤー(カルバハル、マルケス、ロナウド、メッシ、マテウス、グアルダド)の名前 ・「空飛ぶサイドバック」という表現および、長友が今も深々と頭を下げるだろうという記述 ・今年9月に40歳になるという年齢情報

参考情報の使用

・2025年5月31日のアイスランド戦に先発出場し元気なプレーを見せていたという事実 ・長友佑都、現所属FC東京、年齢39歳という情報

筆者の解釈・分析

・2013年コンフェデレーションズカップのイタリア戦における長友のプレーの質感(無敵感・ためらいのなさ)についての描写と評価は、書き手の観察メモに基づく筆者独自の見解 ・長友の守備重視への変化が「衰え」ではなく「チームの要求に応えた結果」である可能性という解釈は筆者独自の分析 ・「ピッチに立てばわかる。監督の設計図が体に入ってしまえば、自分らしさより役割が先に出る」というプレー経験者の身体感覚に基づく記述は筆者独自のもの ・「役割を全うできる選手より、今日は止められないという顔でサイドを駆け上がれる39歳は世界に多くない」という評価は筆者独自の見解 ・チェゼーナを「無名だった選手の覚醒の出発点」として位置づける文脈は筆者独自の解釈 ・2026年W杯に向けての期待(記録としての出場より、出場時に何をするかという問い)は筆者独自の主張

※ 事実関係は引用元の海外メディア記事に基づきます。引用ルールや著作権の取扱いについては 編集ポリシーをご覧ください。

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