Football Club København
2016年11月、チャンピオンズリーグのレスター戦でゴール裏のサポーターが掲げたコレオグラフィー
ナイトゲームを前にしたパルケンの外観。右手にはファンクラブの拠点がある(2026年10月)
コペンハーゲンの観光名所ニューハウン。運河沿いにカラフルな家並みが続く
写真: Tdn70(2016年)・CC0・Commons / Quinntropy(2026年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Susanne Nilsson(2016年)・CC BY-SA 2.0・Commons(いずれもトリミング加工)
デンマークの首都コペンハーゲンを本拠とする、国内最多16回のリーグ優勝を誇るクラブ。1992年に2つの古豪の合併で生まれ、代表チームと同じ国立競技場パルケンでプレーし、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントにも2度進んでいる。2025年夏には日本代表DF鈴木淳之介が湘南ベルマーレから加入し、1年目にファン投票によるクラブの年間最優秀選手に選ばれた。
📅 クラブ紹介(歴史・街・スタジアムなど)は2026年11月5日時点の情報です(出典45件)。試合・順位・今季成績は毎日自動で更新しています。
2026-27シーズンのスーペルリーガで2位(12チーム中・勝ち点29)順位表 →
今季成績は2026-27シーズン(7月1日以降)の公式戦すべての合計です。
母体は2つの古豪だ。1876年創設のKB(キョーベンハウンス・ボルドクルブ)は欧州大陸最古のサッカークラブとされ、デンマーク最初のリーグ王者を含め15回の国内優勝を誇った。一方の1903年創設のB1903(ボルドクルベン・アフ・1903)も7回のリーグ優勝を持つ。しかし1980年代にKBはプロ化の試みに2度失敗し、1部のB1903も平均観客数が2,000人に届かず、支援者頼みの経営が続いていた。
1992年7月1日、両クラブがトップチームを統合する形でF.C.コペンハーゲン(FCK)が誕生した。同じ年、デンマーク代表がユーゴスラビアの代替出場でEUROを制し、国中がサッカー熱に沸いていた。改修を終えた国立競技場パルケンが新クラブの本拠地となり、初の公式戦はインタートトカップでグラスホッパーを2-1で破った。最初のスーペルリーガのシーズン(1992-93)でいきなりリーグ優勝を果たしている。
その後しばらく優勝から遠ざかったが、2000年に就任したロイ・ホジソン監督のもと2000-01シーズンに2度目のリーグ優勝。2006年からはノルウェー人のストーレ・ソルバッケン監督が長期政権を築き、2006-07シーズンに初めてチャンピオンズリーグのグループステージへ進出して、パルケンでマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破った。2010-11シーズンにはチャンピオンズリーグでラウンド16に進み、チェルシーと対戦。2019-20シーズンにはヨーロッパリーグで準々決勝に進んだ。
2022年9月に就任したヤコブ・ネーストロプ監督のもと、2022-23・2024-25シーズンにリーグとカップの2冠を達成。2023-24シーズンにはチャンピオンズリーグでバイエルン、ガラタサライ、マンチェスター・ユナイテッドと同組のグループを2位で突破し、ラウンド16でマンチェスター・シティと戦った。2024-25シーズンのリーグ優勝で通算16回目となり、国内最多記録を伸ばしている。
2025-26シーズンはチャンピオンズリーグのリーグフェーズに出場したものの36チーム中31位で敗退し、国内リーグでも不振が続いた。レギュラーシーズンを7位で終えて優勝争いのプレーオフに進めず、2026年3月29日にネーストロプ監督が退任。翌30日、かつてFCKのDFとして4度のリーグ優勝を経験したボー・スヴェンソンが新監督に就任した。最終順位は7位。カップ戦は決勝でミッティランに0-1で敗れたが、下位グループ1位で臨んだ欧州カンファレンスリーグ出場権のプレーオフで宿敵ブレンビーに延長戦の末3-1で勝ち、2026-27シーズンの欧州カップ戦出場権を確保した。
エンブレム1992年の創設以来、丸い紋章に青いライオンと赤い線を描いたエンブレムを使っている。リーグ王者になると、エンブレムが金色になるのも特徴。KBの青と白、B1903の黒と白を受け継ぐ形で、ホームのユニフォームは上下とも白が基本。2024-25シーズンからは新しいブランド・アイデンティティを導入し、ライオンの表情を残したまま紋章を現代的に手直しした。あわせて作られた紋章では、尖塔や橋、港といったコペンハーゲンの街並みの両側をライオンと雌ライオン(男子チームと女子チームを表す)が守り、上に王冠とデンマーク国旗が置かれている。
愛称: FCK(エフ・セー・コー) / ローヴェルネ(Løverne、「ライオンたち」) / ビュエンス・ホル(Byens Hold、「街のチーム」)
| シーズン | リーグ | 順位 | トピック |
|---|---|---|---|
| 2021-22 | デンマーク・スーペルリーガ | 1 | リーグ優勝(ジェス・トルプ監督)。カンファレンスリーグはラウンド16でPSVに敗退。カップ戦は3回戦敗退[10][19] |
| 2022-23 | デンマーク・スーペルリーガ | 1 | 2022年9月にネーストロプ監督が就任し、リーグとカップ(決勝でAaBに1-0)の2冠。チャンピオンズリーグはマンチェスター・シティ、ドルトムント、セビージャと同組のグループで4位[11][15][17][20] |
| 2023-24 | デンマーク・スーペルリーガ | 3 | チャンピオンズリーグはグループ2位で突破し、ラウンド16でマンチェスター・シティに敗退。カップ戦は準々決勝敗退[12][17][21] |
| 2024-25 | デンマーク・スーペルリーガ | 1 | 通算16回目のリーグ優勝と10回目のカップ優勝(決勝でシルケボーに勝利)で2冠。カンファレンスリーグはラウンド16でチェルシーに敗退[13][14][22] |
| 2025-26 | デンマーク・スーペルリーガ | 7 | 鈴木淳之介の加入1年目。チャンピオンズリーグはリーグフェーズ31位で敗退。2026年3月にスヴェンソン監督が就任。カップ戦は決勝でミッティランに0-1で敗れ準優勝。下位グループ1位から欧州カップ戦出場権のプレーオフでブレンビーを破った[9][16][18][23][24] |
前2季を7位・8位で終えていたチームを率い、就任1年目の2000-01シーズンに1993年以来のリーグ優勝へ導いた。2001年のスーパーカップも制し、イタリアのウディネーゼへ移った。[25]
2000-01シーズン最終戦のブレンビーとのダービーで決めたオーバーヘッドキックは、のちに「クラブ史上最高の瞬間」に選ばれ、パルケンにはその場面を再現した記念碑が置かれている。在籍中に3度のリーグ優勝を経験した。[26]
2度の長期政権でリーグ優勝8回、カップ優勝4回を含む13個のタイトルを獲得。2006-07シーズンにクラブを初のチャンピオンズリーグ本大会へ導いた。2000-01シーズンには選手としてもプレーし、リーグ優勝を経験している。[1][27]
創設期の中盤を支え、2度の在籍でリーグ優勝5回。2006年にクラブの殿堂入りを果たした。引退後はU-19監督などを経て、現在はトップチームのアシスタントコーチを務める。[2][28]
前身クラブKBの下部組織で育った守備的MF。2度の在籍でリーグ優勝8回を経験し、2010年と2011年にはデンマーク年間最優秀選手に選ばれた。引退後はクラブ運営会社の取締役やスポーツディレクター代行も務めた。[1][29]
2010-11・2011-12シーズンに2年連続でスーペルリーガ得点王。2度目の在籍だった2018年にクラブ歴代最多得点者となった。[1][30]
前身クラブKBの下部組織出身で、2014年から主将を務めた。ドルトムントなどを経て2024年に復帰し、2024-25シーズンの2冠にも貢献。2度の在籍でリーグ優勝6回、カップ優勝5回。[31]
市の人口は日本だと船橋市(約65万人)くらいの規模
デンマークの首都で、国内最大の都市。主にシェラン島の東岸に位置し、一部は隣のアマー島に広がる。エーレスンド海峡を挟んだ対岸はスウェーデンのマルメで、2000年夏に開通したエーレスンド橋で鉄道と道路が結ばれている。
世界で最も自転車にやさしい街の一つとして知られ、チボリ公園や人魚姫の像は世界中から観光客を集める名所だ。気候は西岸海洋性で、メキシコ湾流の影響で緯度の割に温暖。最も暖かい7月でも日中の平均最高気温は21℃ほどと、夏は涼しい。
本拠地パルケンがあるのは、市の中心部の北側に広がるエスターブロー地区。19世紀後半から20世紀初めにかけて整備された住宅街の一つだ。
デンマーク代表の本拠地でもある国立競技場で、FCKが所有している。前身は1911年に開場したキョーベンハウンス・イドレッツパーク(イドレッツパルケン)。1989年から1992年にかけての建て替えでピッチの向きを90度変え、1992年9月に「パルケン」として生まれ変わった。FCKは同年9月12日のリュンビー戦で初めてここでホームゲームを戦い、1993年春から正式な本拠地にしている。1998年にはクラブがスタジアムを買い取った。
2001年のユーロビジョン・ソング・コンテストの開催に合わせて開閉式の屋根が付けられ、2009年には新しいゴール裏スタンドが完成した。収容人数はサッカーで3万8,065人(クラブ公式。屋根を開けた状態)。2014年から2020年までは命名権で「テリア・パルケン」と呼ばれた。
2000年のUEFAカップ決勝(ガラタサライ対アーセナル)の舞台となったほか、EURO2020ではグループステージ3試合とラウンド16の1試合を開催。2021年6月12日のデンマーク対フィンランド戦では、試合中にクリスティアン・エリクセンが心停止で倒れ、一命を取り留めている。FCKの試合の最多観客数は2006年4月30日のブレンビー戦の4万1,201人。
創設直後の1992年夏はパルケンの改修が終わっておらず、エスターブロー・スタディオンで最初の試合を行った。
トップチームの練習場はフレゼレクスベア地区のイェンス・イェンセンス・ヴァイにある。合併後も母体のKBとB1903は地域クラブとして存続し、トップチームへ選手を送り出す育成の土台になっている。
KBの下部組織からは、リーグ優勝8回を経験したウィリアム・クヴィストや、主将を務めたトーマス・ディレイニーが育った。
主な出身選手: ウィリアム・クヴィスト、トーマス・ディレイニー
熱心なサポーターが陣取るのは、パルケンのBスタンド下段にある「セクション12(Sektion 12)」。2006年から応援の中心となり、北欧最大級のゴール裏とされる。公式ファンクラブの会員は2万人を超える。
首都のクラブとして「街のチーム」を名乗り、白いユニフォームとライオンがシンボル。鈴木淳之介は加入1年目からファンの支持を集め、ファン投票による年間最優秀選手に選ばれた。
日本からは欧州の主要空港で乗り継ぐのが基本。スカンジナビア航空(SAS)は2021年7月に羽田〜コペンハーゲンの直行便を就航させているが、運航日や便数は時期によって変わるため、最新の時刻表で確認したい。空港から市中心部へは地下鉄(メトロ)か近郊電車Sトーでアクセスできる。
パルケンへは、環状線の地下鉄M3(シティリンゲン)で「トリアングレン」「ポウル・ヘニングセンス・プラス」「ヴィベンフス・ルンデル」のいずれかの駅で降りればすぐ。Sトーのエスターポート駅から歩くこともできる。ポウル・ヘニングセンス・プラス駅は主にアウェーサポーターが使う。
チケットはクラブ公式のチケットサイト(billet.fck.dk)で購入できる。スタジアム近くのファンショップでも買えるが、試合当日は販売していない。欧州カップ戦のアウェー席は相手クラブ経由での販売が基本になる。
クラブ紹介は 2026年11月5日 時点の調査です。試合・順位・成績のデータ提供: API-Football。エンブレムはクラブの識別のために表示しています(権利は各クラブに帰属)。