サッカー欧州組 wire
雨上がりのリール旧市街、グラン・プラス(ド・ゴール広場)にかかる虹。中央奥にそびえるのは商工会議所の鐘楼

雨上がりのリール旧市街、グラン・プラス(ド・ゴール広場)にかかる虹。中央奥にそびえるのは商工会議所の鐘楼
写真: Velvet(2020年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

CLUB · LIGUE 1
リールのエンブレム

リール

エンブレムの権利はリールに帰属します(チームの識別のために表示しています)

リール

Lille Olympique Sporting Club

📷 雨上がりのリール旧市街、グラン・プラス(ド・ゴール広場)にかかる虹。中央奥にそびえるのは商工会議所の鐘楼(写真: Velvet・2020年/CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons・トリミング加工)
  • グラン・プラスに面した旧証券取引所(ヴィエイユ・ブルス)。1652〜1653年に建てられたフランドル・ルネサンス様式の建物で、左奥に商工会議所の鐘楼が見える

    グラン・プラスに面した旧証券取引所(ヴィエイユ・ブルス)。1652〜1653年に建てられたフランドル・ルネサンス様式の建物で、左奥に商工会議所の鐘楼が見える
    写真: kallerna(2024年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    グラン・プラスに面した旧証券取引所(ヴィエイユ・ブルス)。1652〜1653年に建てられたフランドル・ルネサンス様式の建物で、左奥に商工会議所の鐘楼が見える

  • リール中心部の凱旋門「ポルト・ド・パリ」と、その奥にそびえる市庁舎の鐘楼

    リール中心部の凱旋門「ポルト・ド・パリ」と、その奥にそびえる市庁舎の鐘楼
    写真: Zairon(2018年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    リール中心部の凱旋門「ポルト・ド・パリ」と、その奥にそびえる市庁舎の鐘楼

  • 現在の本拠地での初めての試合(2012年8月)。観客がスタンド全体を赤と白のコレオで埋めた

    現在の本拠地での初めての試合(2012年8月)。観客がスタンド全体を赤と白のコレオで埋めた
    写真: Liondartois(2012年撮影) / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    現在の本拠地での初めての試合(2012年8月)。観客がスタンド全体を赤と白のコレオで埋めた

写真: kallerna(2024年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Zairon(2018年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Liondartois(2012年)・CC BY-SA 3.0・Commons(いずれもトリミング加工)

創設
1944年
本拠地
リール
スタジアム
スタッド・ピエール=モーロワ(デカトロン・アリーナ)
愛称
ドーグ(Les Dogues、「マスティフ犬」の意)

フランス北部、ベルギー国境に近いフランドル地方の中心都市リールを本拠とするクラブ。戦後すぐの黄金期と、2011年・2021年のリーグ優勝で知られ、アザールら若手を育てて世界へ送り出してきた。2026年8月31日、上田綺世がクラブ史上初の日本人選手として加入した。

📅 クラブ紹介(歴史・街・スタジアムなど)は2026年11月5日時点の情報です(出典30件)。試合・順位・今季成績は毎日自動で更新しています。

NOW

🇯🇵 リールの日本人選手の今

2026-27シーズンのリーグ・アンで2位(18チーム中・勝ち点18)順位表 →

今季成績は2026-27シーズン(7月1日以降)の公式戦すべての合計です。

HISTORY

📜 リールの歴史

リールのサッカーの歴史はクラブの誕生より古い。前身の一つオリンピック・リロワは、1932-33シーズンに始まったフランス初のプロリーグで初代王者となった。第二次世界大戦の末期、1944年9月23日にオリンピック・リロワと、隣接するフィーヴ地区のSCフィーヴが合併して新クラブが生まれ、同年11月に「リール・オリンピック・スポルティング・クラブ(LOSC)」の名が付いた。クラブカラーの赤と白はオリンピック・リロワ、青はSCフィーヴから受け継いでいる。

合併直後から黄金期が始まった。1945-46シーズンにリーグとフランス杯の2冠を達成し、フランス杯は1946年から3連覇。1953年にもフランス杯を制し、1953-54シーズンにはスタッド・ランスを勝ち点1差でかわして2度目のリーグ優勝、1955年にもフランス杯を勝ち取った。1945年から1955年の間にフランス杯決勝に7度進んで5度優勝し、リーグでも1948-49シーズンからの3季連続を含めて準優勝を重ねた。しかし1956年に2部へ降格すると、借金と内紛で昇格と降格を繰り返し、1969年にはプロの地位を手放すところまで落ち込んだ。

1970年にプロへ復帰した後も浮き沈みが続き、1990年代は財政難から主力を売って育成に頼る時期となり、1997年に再び2部へ降格した。転機は1998年に就任したヴァイッド・ハリルホジッチ監督(のちの日本代表監督)で、1999-2000シーズンに2部で2位に勝ち点16差をつけて優勝し、1部復帰1年目の2000-01シーズンは3位。クラブ史上初めてチャンピオンズリーグへの出場権をつかんだ。続くクロード・プエル監督の時代(2002-2008)に欧州カップ戦の常連となり、2004年からは近郊ヴィルヌーヴ=ダスクのスタジアムに本拠地を移した。

2008年に就任したリュディ・ガルシア監督のもと、エデン・アザール、ヨアン・キャバイエ、マテュー・ドゥビュシーらを擁した2010-11シーズンに、57年ぶりのリーグ優勝とフランス杯の2冠を達成。2012年には屋根の開閉する新スタジアム、スタッド・ピエール=モーロワが開場した。2017-18シーズンは残留争いに巻き込まれたが、シーズン途中に就任したクリストフ・ガルティエ監督が立て直し、2018-19シーズンは2位。2020-21シーズンには資金力で勝るパリ・サンジェルマンを抑え、2021年5月23日に4度目のリーグ優勝を決めた。同年8月のトロフェ・デ・シャンピオンでもパリ・サンジェルマンを破って初優勝している。

その後はパウロ・フォンセカ監督(2022-2024)、ブルーノ・ジェネシオ監督(2024-2026)のもとで上位を保ち、2024-25シーズンはチャンピオンズリーグでラウンド16に進出、2025-26シーズンはリーグ3位に入った。2026年6月1日、カルロ・アンチェロッティの息子ダヴィデ・アンチェロッティが新監督に就任。同年8月31日には、前季エールディヴィジ得点王の上田綺世がフェイエノールトから加わった。

リールのエンブレム

リール

エンブレムの権利はリールに帰属します(チームの識別のために表示しています)

エンブレム愛称「ドーグ(マスティフ犬)」の由来ははっきりしておらず、フランス杯優勝の縁起物になったマスコットのぬいぐるみに結びつける説などがある。初期のエンブレムはリール市の紋章で、白いユリの花(フルール・ド・リス)をあしらっていた。犬が加わったのは1981年で、1989年にはユリと犬を組み合わせたデザインになった。2018年からの現行エンブレムは五角形の枠に、クラブの頭文字・犬・ユリの花と3色を収めたもの。五角形はヴォーバンが築いた星形の要塞、リールのシタデルを思わせる形とされる。

愛称: ドーグ(Les Dogues、「マスティフ犬」の意) / LOSC(ロスク) / ノルディスト(Les Nordistes、「北の人々」)

RECORD

🏆 リールの主なタイトルと近年の戦績

シーズンリーグ順位トピック
2021-22リーグ・アン10前季王者として臨み、トロフェ・デ・シャンピオンで優勝。チャンピオンズリーグはグループ首位で突破し、ラウンド16でチェルシーに敗退[1][10]
2022-23リーグ・アン5パウロ・フォンセカ監督の1年目。フランス杯ラウンド16[11]
2023-24リーグ・アン4カンファレンスリーグは準々決勝でアストン・ヴィラにPK戦で敗退。フランス杯ラウンド16[12][16]
2024-25リーグ・アン5ブルーノ・ジェネシオ監督の1年目。チャンピオンズリーグはラウンド16でドルトムントに敗退。フランス杯ラウンド16[13][15]
2025-26リーグ・アン3オリヴィエ・ジルーが加入。ヨーロッパリーグはラウンド16でアストン・ヴィラに2戦合計0-3で敗退。3位で翌季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得[14][17][27]
LEGENDS

⭐ リールを象徴する名選手

JAPANESE

🇯🇵 リールの歴代日本人選手

VOICES

💬 日本人選手が語るリールと街

HOMETOWN

🏙️ ホームタウン リール

地域
オー=ド=フランス地域圏ノール県
人口
約23.8万人(2023年、市の人口238,246人)。周辺95市町村からなるリール都市圏(メトロポール・ヨーロペエンヌ・ド・リール)は約120万人

市だけなら日本の山形市(約24万人)くらいの規模

ノール県の県庁所在地で、オー=ド=フランス地域圏の首府。パリの北約200キロ、ベルギー国境のすぐそばにあり、歴史的にはフランドル地方の南部(フランス語圏のフランドル)に属する。ルイ14世による征服の後、1670年ごろにヴォーバンが星形の要塞シタデルを築いた。

街の中心は、通称グラン・プラスと呼ばれるド・ゴール広場。1652〜1653年に建てられたフランドル・ルネサンス様式の旧証券取引所(ヴィエイユ・ブルス)や、1792年の包囲戦での抵抗を記念する女神の円柱(1845年)が立ち、周囲には石畳の旧市街(ヴィユー・リール)が広がる。毎年9月初めには大規模な蚤の市「ブラドリー」が開かれ、200万〜300万人が訪れる。

気候は西岸海洋性で、夏は涼しく、年間を通して雨が降る。1993年にTGV、1994年にユーロスターが通じ、パリ・ロンドン・ブリュッセルを結ぶ交通の要衝になった。2004年には欧州文化首都を務めている。

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STADIUM

🏟️ リールのスタジアム ― スタッド・ピエール=モーロワ(デカトロン・アリーナ)

収容人数
約50,000人
開場
2012年

リールの東隣、ヴィルヌーヴ=ダスクにある大型スタジアムで、2012年8月17日のナンシー戦で開場した。2013年6月に現在の名称に改められた。2022年からはスポーツ用品のデカトロンとの命名権契約で「デカトロン・アリーナ」とも呼ばれる。収容人数は資料により50,157〜50,187人と差があるが、約5万人規模。

フランスで唯一、開閉式の屋根を持つスタジアムで、ピッチの半分を持ち上げて残り半分に重ねると、屋内アリーナに姿を変える仕組みもある。EURO2016の会場となったほか、2024年パリ五輪ではハンドボールとバスケットボール予選の会場に使われた。観客動員の記録は、2019年にパリ・サンジェルマンを5-1で破った試合の49,712人。

オリンピック・リロワ時代からのスタッド・アンリ・ジョーリス(1902年開場)を経て、1975年から2004年までは市内のスタッド・グリモンプレ=ジョーリスが本拠地。2004年から2012年までは近郊の旧スタッド・リール・メトロポール(約1万8,000人)を使い、大きな欧州の試合はパリのスタッド・ド・フランスで開催した。

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ACADEMY

🌱 育成 ― ドメーヌ・ド・リュシャン(Domaine de Luchin)

リールの東約17キロ、ベルギー国境に近いカンファン=アン=ペヴェルにあるクラブの練習拠点。2004年から使われ、2007年9月13日に正式に開所した。約50ヘクタールの敷地に天然芝8面・人工芝などのピッチ、トレーニング施設、宿舎を備え、トップチームと育成センターが同居する。

ベルギー出身のエデン・アザールも14歳でクラブの育成組織に加わり、リュシャンで育ってトップチームのスターになった。

主な出身選手: エデン・アザール

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SUPPORTERS

📣 リールのサポーターとライバル

愛称「ドーグ」はサポーターの呼び名にもなっている。約5万人収容のピエール=モーロワには、パリ・サンジェルマンを5-1で下した2019年の試合で49,712人が詰めかけた。

約40キロ離れたランスとの「ノール・ダービー」は、中産階級の多い国際的な都会リールと、古くからの労働者の工業都市ランスという社会的な対比を背景に育ったライバル関係だが、現在は両クラブのファン層とも幅広くなっている。

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ACCESS

✈️ 日本からリールの試合を観戦するには

日本からはパリ(シャルル・ド・ゴール空港)などで乗り継ぎ、鉄道でリールへ向かう。パリ北駅からリール・フランドル駅まではTGVの直通で約1時間。ロンドンやブリュッセルからもユーロスター・高速列車で結ばれる。リール=レスカン空港からはリール・ウーロップ駅とリール・フランドル駅へシャトルバスが出ている。

スタジアムへは、リール・フランドル駅/リール・ウーロップ駅から地下鉄1号線で20分弱。最寄りは「キャトル・カントン=スタッド・ピエール=モーロワ」駅と「シテ・シアンティフィック」駅で、試合日は2時間前から増便される。

チケットはクラブ公式のチケットサイト(billetterie.losc.fr)で購入できる。

[6][29][30]

出典

  1. [1] Wikipedia(英語版)Lille OSC(2026-11-05 閲覧)
  2. [2] Wikipedia(フランス語版)LOSC Lille(2026-11-05 閲覧)
  3. [3] LOSC 公式(パルマレス)(2026-11-05 閲覧)
  4. [4] LOSC 公式(ドメーヌ・ド・リュシャン)(2026-11-05 閲覧)
  5. [5] Wikipedia(フランス語版)Stade Pierre-Mauroy(2026-11-05 閲覧)
  6. [6] Stade Pierre-Mauroy 公式(アクセス)(2026-11-05 閲覧)
  7. [7] Wikipedia(フランス語版)Lille(2026-11-05 閲覧)
  8. [8] Wikipedia(フランス語版)Place du Général-de-Gaulle (Lille)(2026-11-05 閲覧)
  9. [9] Wikipedia(英語版)Derby du Nord(2026-11-05 閲覧)
  10. [10] Wikipedia(英語版)2021–22 Lille OSC season(2026-11-05 閲覧)
  11. [11] Wikipedia(英語版)2022–23 Lille OSC season(2026-11-05 閲覧)
  12. [12] Wikipedia(英語版)2023–24 Lille OSC season(2026-11-05 閲覧)
  13. [13] Wikipedia(英語版)2024–25 Lille OSC season(2026-11-05 閲覧)
  14. [14] Wikipedia(英語版)2025–26 Lille OSC season(2026-11-05 閲覧)
  15. [15] Borussia Dortmund 公式(CLラウンド16の対戦相手はリール、2025-02-21)(2026-11-05 閲覧)
  16. [16] Eurosport(カンファレンスリーグ準々決勝 リール対アストン・ヴィラ、2024-04-18)(2026-11-05 閲覧)
  17. [17] ESPN(ヨーロッパリーグ ラウンド16 アストン・ヴィラ対リール、2026-03-19)(2026-11-05 閲覧)
  18. [18] Wikipedia(フランス語版)Marceau Somerlinck(2026-11-05 閲覧)
  19. [19] Wikipedia(フランス語版)Jean Baratte(2026-11-05 閲覧)
  20. [20] Wikipedia(英語版)Vahid Halilhodžić(2026-11-05 閲覧)
  21. [21] Wikipedia(英語版)Eden Hazard(2026-11-05 閲覧)
  22. [22] Wikipedia(英語版)Rio Mavuba(2026-11-05 閲覧)
  23. [23] Wikipedia(英語版)Jonathan David(2026-11-05 閲覧)
  24. [24] サッカーキング(上田綺世、CLベティス戦で2戦連発、2026-09-09)(2026-11-05 閲覧)
  25. [25] Orange Sport(Lille : 5 choses à savoir sur Ueda)(2026-11-05 閲覧)
  26. [26] Maxifoot(Ueda rejoint les Dogues (officiel)、2026-08-31)(2026-11-05 閲覧)
  27. [27] beIN SPORTS(Davide Ancelotti named as Lille head coach、2026-06-01)(2026-11-05 閲覧)
  28. [28] Wikipedia(英語版)List of French second division champions(2026-11-05 閲覧)
  29. [29] Omio(パリ北駅〜リール・フランドル駅 TGV 所要時間)(2026-11-05 閲覧)
  30. [30] LOSC 公式サイト(トップページ・チケット案内)(2026-11-05 閲覧)

クラブ紹介は 2026年11月5日 時点の調査です。試合・順位・成績のデータ提供: API-Football。エンブレムはクラブの識別のために表示しています(権利は各クラブに帰属)。