サッカー欧州組 wire
上空から見たアイブロックス・スタジアム。手前が赤れんがのビル・ストラス・メインスタンド、奥にグラスゴーの街並みと丘陵が広がる(2021年)

上空から見たアイブロックス・スタジアム。手前が赤れんがのビル・ストラス・メインスタンド、奥にグラスゴーの街並みと丘陵が広がる(2021年)
写真: Lesterhobbes764(2021年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

CLUB · SCOTTISH PREMIERSHIP
レンジャーズのエンブレム

レンジャーズ

エンブレムの権利はレンジャーズに帰属します(チームの識別のために表示しています)

レンジャーズ

Rangers Football Club

📷 上空から見たアイブロックス・スタジアム。手前が赤れんがのビル・ストラス・メインスタンド、奥にグラスゴーの街並みと丘陵が広がる(2021年)(写真: Lesterhobbes764・2021年/CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons・トリミング加工)
  • エドミストン・ドライブから見たメインスタンドの外観。1929年開場の赤れんがの壁面は歴史的建造物に指定されている

    エドミストン・ドライブから見たメインスタンドの外観。1929年開場の赤れんがの壁面は歴史的建造物に指定されている
    写真: Leslie Barrie(2013年撮影) / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    エドミストン・ドライブから見たメインスタンドの外観。1929年開場の赤れんがの壁面は歴史的建造物に指定されている

  • ケルヴィングローヴ美術館と、クラブ誕生の地ケルヴィングローヴ・パーク。左奥はグラスゴー大学

    ケルヴィングローヴ美術館と、クラブ誕生の地ケルヴィングローヴ・パーク。左奥はグラスゴー大学
    写真: 瑞丽江的河水(2025年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    ケルヴィングローヴ美術館と、クラブ誕生の地ケルヴィングローヴ・パーク。左奥はグラスゴー大学

  • クライド川沿いのフィニストン・クレーン。造船の街グラスゴーの面影を残す

    クライド川沿いのフィニストン・クレーン。造船の街グラスゴーの面影を残す
    写真: Jason2035(2022年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    クライド川沿いのフィニストン・クレーン。造船の街グラスゴーの面影を残す

写真: Leslie Barrie(2013年)・CC BY-SA 2.0・Commons / 瑞丽江的河水(2025年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Jason2035(2022年)・CC BY-SA 4.0・Commons(いずれもトリミング加工)

創設
1872年
本拠地
グラスゴー
スタジアム
アイブロックス・スタジアム
愛称
ザ・ジェルズ(The Gers)

スコットランド最大の都市グラスゴーを本拠とする、1872年創設の名門。国内リーグ優勝55回を数え、同じ街のセルティックとの「オールド・ファーム」は世界有数のダービーとして知られる。2026年8月、横田大祐がクラブ史上初の日本人選手として加入した。

📅 クラブ紹介(歴史・街・スタジアムなど)は2026年11月5日時点の情報です(出典29件)。試合・順位・今季成績は毎日自動で更新しています。

NOW

🇯🇵 レンジャーズの日本人選手の今

2026-27シーズンのスコティッシュ・プレミアシップで2位(12チーム中・勝ち点24)順位表 →

今季成績は2026-27シーズン(7月1日以降)の公式戦すべての合計です。

HISTORY

📜 レンジャーズの歴史

1872年3月、モーゼスとピーターのマクニール兄弟、ピーター・キャンベル、ウィリアム・マクビースの4人の若者が、グラスゴーのウェストエンド・パーク(現在のケルヴィングローヴ・パーク)で語り合って誕生したクラブ。同年5月、市内のグラスゴー・グリーンで最初の試合を行った。1890年にスコティッシュ・フットボールリーグが発足した際の最初の10クラブの一つで、初年度の1890-91シーズンはダンバートンと同勝ち点で並び、史上唯一の優勝分け合いとなった。1899年12月には現在の本拠地アイブロックス・パークが開場した。

1920年から34年間指揮を執ったビル・ストラス監督のもとでリーグ優勝18回を重ね、黄金期を築いた。1961年にはカップウィナーズカップで英国のクラブとして初めて欧州カップ戦の決勝に進出(フィオレンティーナに敗戦)。1971年1月には試合後の階段で群衆事故が起き、66人が亡くなる惨事(アイブロックスの悲劇)に見舞われた。翌1972年、バルセロナのカンプ・ノウでディナモ・モスクワを3-2で破り、カップウィナーズカップを制した。これがクラブ唯一の欧州主要タイトルとなっている。

1988-89シーズンから1996-97シーズンまで、グレアム・スーネス、続くウォルター・スミス両監督のもとでリーグ9連覇を達成。1998年にはオランダ人のディック・アドフォカートがクラブ初の外国人監督に就任した。2002-03シーズンには国内3冠とともに通算50回目のリーグ優勝を果たし、世界で初めてリーグ優勝50回に到達したクラブとなった。2008年にはUEFAカップ決勝に進出し、マンチェスターでゼニトに0-2で敗れた。

2012年2月14日、運営会社が経営破綻して管理手続き(アドミニストレーション)に入り、6月1日には債権者との合意に至らず清算の手続きに入った。クラブの事業と資産は新会社(のちのThe Rangers Football Club Ltd)に譲渡されたが、トップリーグの出場権は引き継げず、2012-13シーズンはスコットランドの4部(サード・ディビジョン)から再出発することになった。主力の多くが新会社への移籍を拒んだなか、4部・3部・2部(チャンピオンシップ)をそれぞれ優勝して勝ち上がり、2016-17シーズンにトップリーグへ復帰した。4部での初戦には4万9,118人が詰めかけた。

2018年にスティーヴン・ジェラードが監督に就任し、2020-21シーズンは無敗・クラブ記録の勝ち点102で10年ぶり55回目のリーグ優勝を果たした。2021-22シーズンはジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト監督のもとヨーロッパリーグ決勝に進出(アイントラハト・フランクフルトに敗れ準優勝)し、スコティッシュカップを制覇。2023-24シーズンにはリーグカップで12年ぶりの優勝を果たした。2025年5月にはサンフランシスコ49ersの投資部門を含む米国の投資家グループが株式の51%を取得。監督交代が続いたのち、2026年6月にクラブOBのデレク・マキネスが監督に就き、同年8月に横田大祐が加入した。

レンジャーズのエンブレム

レンジャーズ

エンブレムの権利はレンジャーズに帰属します(チームの識別のために表示しています)

エンブレムレンジャーズには公式のエンブレムが2つある。ユニフォームの胸に付くのは「RFC」の3文字を重ねた「スクロール・クレスト」で、1881-82シーズンの記念品に残るのが最古の例とされ、1968年から胸に付くようになった。2002-03シーズンに通算50回目の優勝を果たした後、リーグ優勝10回ごとに1つずつ、計5つの星が加えられた。もう一つは1959年に導入された、立ち上がる獅子(ライオン・ランパント)と昔ながらのボールを描いた円形のクレストで、メディアやグッズ、公式文書で使われている。添えられた標語「Ready」は、スコットランド語の「Aye Ready(いつでも準備はできている)」を縮めたもの。クラブカラーはロイヤルブルー・白・赤で、1921年から現在の濃いロイヤルブルーのホームシャツを着ている。

愛称: ザ・ジェルズ(The Gers) / ライト・ブルーズ(The Light Blues) / テディ・ベアーズ(The Teddy Bears)

RECORD

🏆 レンジャーズの主なタイトルと近年の戦績

シーズンリーグ順位トピック
2021-22スコティッシュ・プレミアシップ2シーズン途中にジェラードからファン・ブロンクホルストへ監督交代。ヨーロッパリーグ準優勝、スコティッシュカップ優勝[1][2]
2022-23スコティッシュ・プレミアシップ212季ぶりにチャンピオンズリーグ本大会に出場したが、グループステージは6戦全敗。リーグカップ準優勝。11月にマイケル・ビール監督が就任[1][2]
2023-24スコティッシュ・プレミアシップ210月にフィリップ・クレマン監督が就任。リーグカップで12年ぶりの優勝、スコティッシュカップ準優勝。ヨーロッパリーグはラウンド16[1][2]
2024-25スコティッシュ・プレミアシップ2リーグカップ準優勝。ヨーロッパリーグはベスト8。2月にクレマン監督が解任された[1][2]
2025-26スコティッシュ・プレミアシップ3ラッセル・マーティン監督が就任4か月で解任され、10月からダニー・レール監督。チャンピオンズリーグはプレーオフ敗退、ヨーロッパリーグはリーグフェーズ敗退。リーグカップ4強[1][2][12]
LEGENDS

⭐ レンジャーズを象徴する名選手

JAPANESE

🇯🇵 レンジャーズの歴代日本人選手

VOICES

💬 日本人選手が語るレンジャーズと街

HOMETOWN

🏙️ ホームタウン グラスゴー

地域
スコットランド(英国)
人口
約65万人(2024年6月、スコットランド統計局の推計)

日本だと船橋市(約65万人)くらいの規模

スコットランド西部、クライド川の両岸に広がるスコットランド最大の都市で、英国全体でも3番目に人口が多い。周辺を含むグレーター・グラスゴーの都市圏には100万人以上が暮らす。

15世紀創立のグラスゴー大学を抱え、18世紀にはスコットランド啓蒙の中心地の一つになった。19世紀から20世紀初頭にはクライド川沿いの造船業で世界の中心となり、「大英帝国第二の都市」と呼ばれた。1990年には欧州文化首都に選ばれている。

サッカーの街としても名高く、1872年には市内のパーティック地区で、史上初の国際試合とされるスコットランド対イングランド戦が行われた。1896年開業の地下鉄(グラスゴー・サブウェイ)はロンドン、ブダペストに次いで世界で3番目に古く、市街を1周する環状線1本だけという珍しい路線で、アイブロックスにも駅がある。

[13][14][15][16]

STADIUM

🏟️ レンジャーズのスタジアム ― アイブロックス・スタジアム

収容人数
51,700人
開場
1899年

クライド川の南、市の南西部アイブロックス地区に建つ全席座席制のスタジアム。数々の英国のスタジアムを手がけたアーチボルド・リーチの設計で、1899年12月30日にハーツ戦でこけら落としを迎えた。1929年元日に開場したメインスタンドの赤れんがの外壁は、1987年に歴史的建造物(カテゴリーB)に指定され、現在は名将の名を取って「ビル・ストラス・メインスタンド」と呼ばれている。

1902年には木造の立ち見席が崩れて25人が、1971年には試合後の群衆事故で66人が亡くなった。これを受けてスタジアムは大きく作り替えられ、1981年までにすり鉢状の立ち見席が3つの全席座席スタンドに置き換わった。1939年1月のセルティック戦で記録した11万8,567人は、英国のリーグ戦の最多観客記録として残っている。

メイン(南)、ブルームローン・ロード(西)、サンディ・ジャーディン(北)、コープランド・ロード(東)の4つのスタンドに囲まれている。2024年9月にコープランド・ロード・スタンドの増設を終え、収容人数は51,700人になった。

1887年から1899年までは、現在地のすぐ東にあった初代アイブロックス・パーク。それ以前はグラスゴー・グリーンやキニング・パークなど市内の複数のグラウンドを使っていた。

[1][4][19]

ACADEMY

🌱 育成 ― レンジャーズ・トレーニングセンター(Rangers Training Centre)

グラスゴー北郊ミルンガヴィーのオーヘンハウイーにある練習場で、アドフォカート監督の発案により1,400万ポンドをかけて2001年に完成した、スコットランド初の本格的なトレーニング施設。9面のピッチやジム、水治療用のプールなどを備え、U-10からU-19まで約140人のアカデミーの選手もここで練習する。

2006-07シーズンにはU-20チームがリーグとスコティッシュ・ユースカップの2冠を達成し、ユースカップ決勝ではセルティックを5-0で破った。2019年にはU-18チームが初めてUEFAユースリーグに出場している。アカデミー出身選手の移籍金の合計はおよそ3,000万ポンドにのぼる。

主な出身選手: アラン・ハットン、チャーリー・アダム、ダニー・ウィルソン、ネイサン・パターソン

[1][21]

SUPPORTERS

📣 レンジャーズのサポーターとライバル

欧州でも屈指の観客動員を誇るクラブで、登録されたサポーターズクラブは600以上、会員は3万人を超え、35か国以上に広がっている。2008年のUEFAカップ決勝には最大20万人がマンチェスターへ、2022年のヨーロッパリーグ決勝には推定10万人がセビージャへ駆けつけた。サポーター団体「クラブ1872」はクラブの株主でもある。

北アイルランドのリンフィールドとは1920年から続くファン同士の友好関係があり、ドイツのハンブルガーSVとは1970年代からの交流をもとに、2021年2月にクラブ間の公式パートナーシップを結んだ。マスコットはアイブロックスのアナグラムから名付けられたクマの「ブロクシー・ベア」。

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ACCESS

✈️ 日本からレンジャーズの試合を観戦するには

グラスゴー空港へは、ロンドン・ヒースロー(ブリティッシュ・エアウェイズ)、アムステルダム(KLM)、ドバイ(エミレーツ航空)などからの便があり、日本からはこうした空港で乗り継ぐのが一般的だ。

スタジアムへは市中心部から地下鉄(サブウェイ)が便利。セント・イーノック駅などから環状線の内回りに乗り、アイブロックス駅で降りればスタジアムまで数分。試合日の同駅は大変混雑するため、臨時の入口も開かれる。グラスゴー中央駅やクイーン・ストリート駅からは2キロ以上離れている。

チケットはクラブ公式のチケットサイトで販売される。シーズンチケット保有者、次に有料会員「MyGers」の会員(ポイント順)、最後に一般販売という順番で、一般販売分はごく少ないことが多い。公式の再販サービス(Seatsub)もある。最新情報はクラブ公式サイトで確認したい。

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出典

  1. [1] Wikipedia(英語版)Rangers F.C.(2026-11-05 閲覧)
  2. [2] Wikipedia(英語版)List of Rangers F.C. seasons(2026-11-05 閲覧)
  3. [3] Wikipedia(英語版)List of Rangers F.C. records and statistics(2026-11-05 閲覧)
  4. [4] Wikipedia(英語版)Ibrox Stadium(2026-11-05 閲覧)
  5. [5] Wikipedia(日本語版)レンジャーズFC(2026-11-05 閲覧)
  6. [6] Rangers FC 公式(横田大祐の加入発表)(2026-11-05 閲覧)
  7. [7] ゲキサカ(横田大祐がレンジャーズ移籍へ・2026-08-04)(2026-11-05 閲覧)
  8. [8] サッカーキング(横田大祐のレンジャーズ完全移籍・2026-08-05)(2026-11-05 閲覧)
  9. [9] フットボールチャンネル(2026年夏の日本人移籍金ランキング・2026-09-17)(2026-11-05 閲覧)
  10. [10] The Irish News(横田の負傷・手術)(2026-11-05 閲覧)
  11. [11] Flashscore(横田大祐の入団コメント)(2026-11-05 閲覧)
  12. [12] Wikipedia(英語版)2025–26 Scottish Premiership(2026-11-05 閲覧)
  13. [13] National Records of Scotland(Glasgow City 地域プロファイル)(2026-11-05 閲覧)
  14. [14] 船橋市公式(人口が65万人を突破)(2026-11-05 閲覧)
  15. [15] Wikipedia(英語版)Glasgow(2026-11-05 閲覧)
  16. [16] Wikipedia(英語版)Glasgow Subway(2026-11-05 閲覧)
  17. [17] Wikipedia(英語版)Ibrox subway station(2026-11-05 閲覧)
  18. [18] Wikipedia(英語版)Glasgow Airport(2026-11-05 閲覧)
  19. [19] Football Ground Guide(Ibrox Stadium)(2026-11-05 閲覧)
  20. [20] Rangers FC 公式(Ibrox Stadium・チケット案内)(2026-11-05 閲覧)
  21. [21] Wikipedia(英語版)Rangers F.C. B Team and Academy(2026-11-05 閲覧)
  22. [22] Wikipedia(英語版)John Greig(2026-11-05 閲覧)
  23. [23] Wikipedia(英語版)Jim Baxter(2026-11-05 閲覧)
  24. [24] Wikipedia(英語版)Ally McCoist(2026-11-05 閲覧)
  25. [25] Wikipedia(英語版)Brian Laudrup(2026-11-05 閲覧)
  26. [26] Wikipedia(英語版)Paul Gascoigne(2026-11-05 閲覧)
  27. [27] Wikipedia(英語版)James Tavernier(2026-11-05 閲覧)
  28. [28] Wikipedia(英語版)Bill Struth(2026-11-05 閲覧)
  29. [29] Wikipedia(英語版)Walter Smith(2026-11-05 閲覧)

クラブ紹介は 2026年11月5日 時点の調査です。試合・順位・成績のデータ提供: API-Football。エンブレムはクラブの識別のために表示しています(権利は各クラブに帰属)。