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チュニジア代表
Tunisia

チュニジア戦で語ることがあまりないので、本田圭佑の解説がなぜか全部当たる理由について考えてみた

2026年6月21日 リリース·独自記事

正直に言う。

チュニジア戦について、対戦国分析として書けるものが、ほとんどない。

スウェーデンに5-1で負け、監督が交代して臨んだ試合。Footmercatoの記事によれば、日本は4点差以上の勝利を挙げた初のアジアの国になったそうだが、相手がこの状態では「日本が強かった」とも「どうだった」とも、なかなか言い切れない。

チュニジア選手のコメントも、試合よりも内部崩壊を物語るものだった。「W杯に一度も一緒にプレーしたことのない選手を集めて来ている」という言葉が、すべてを語っている。

だから今日は、別の話をしたい。

日本対チュニジアのテレビ中継、解説を担当していたのは本田圭佑だった。

結論から言う。おもしろかった。

ただし、普通の意味でおもしろかったわけじゃない。

本田の解説には、独特の「もたつき」がある。

言葉が出てきそうで出てこない。説明しようとして、途中で止まる。「あー、そう、なんか、こういう感じで」みたいな間が挟まる。

それを聞きながら、ああ、これは感性の人だな、と思った。

サッカーを身体で理解している人間は、往々にして言語化が苦手だ。プレーの機微は、言葉より先に体が知っている。「なぜそこにパスを出すのか」「なぜあの瞬間に動き出すのか」、そういう判断は脊髄反射に近い領域にあって、後から言葉にしようとしても、うまく追いつかない。

ピッチに立ったことのある人間なら、分かるはずだ。試合後のロッカーで「さっきのあのプレー、どうしてああしたの?」と聞かれても、「なんとなく、そこしかなかった」としか答えられないことが、ある。

本田は、たぶんそっち側にいる。

ところが、だ。

解説の言葉があやふやなのに、言っていることの中身が、ことごとく正確なのだ。

「このゾーン使えると思う」と言えば、次のプレーでそこが使われる。「この選手、今日なんかいい」と言えば、その選手が直後に決定的な仕事をする。断定ではなく、感触として言っている。でも、当たる。

これは解説者として特殊な能力だと思う。

論理的な解説者は、現象を整理して説明する。「このチームはこういう戦術だから、こういう状況では〇〇が起きやすい」という構造で話す。分かりやすい。勉強になる。でも、「今まさに次のプレーで何が起きるか」を言い当てる能力とは、別物だ。

本田がやっているのは、たぶん後者に近い。理屈ではなく、サッカーを読む目、というやつ。

才能がずば抜けている人間が「なんとなくそう思った」と言う時、その「なんとなく」には、凡人の精緻な分析より多くのものが詰まっていることがある。

本田圭佑という選手が、世界のトップで長年戦ってきた事実は、誰も否定できない。積み上げてきたものの重さが、言葉のもたつきの向こうにある。

本人は、自分が何を見ているか、正確には説明できないかもしれない。でも、確かに見えている。

そういうことだと思う。

チュニジア戦の内容については、グループ突破をかけた次戦で改めて問われるだろう。

でも今日のコラムは、試合より本田の解説の方が印象に残ったという、その事実だけ書いておきたかった。

言語化できないのに、全部当たる。

それはそれで、一種の才能の話だ。

引用元の海外メディア記事

参照した自社の独自記事(1 件)

▸ 引用範囲と筆者の解釈の内訳を見る

直接引用

引用文:「W杯に一度も一緒にプレーしたことのない選手を集めて来ている」 出典:Footmercato「ワールドカップ2026:チュニジアでのルナール復帰は大失敗に終わった!」2026年6月21日掲載(原文はフランス語、ミックスゾーンでのチュニジア選手コメントとして報道)

間接引用

・スウェーデン戦で1-5(記事表現では5-1)と大敗した後、監督が交代してチュニジアが日本戦に臨んだこと(素材1の前後文脈) ・日本がチュニジアを4点差以上で下し、アジアの国として初めてW杯で4点差以上の勝利を挙げた記録になったこと(素材1より) ・試合後のチュニジア選手のコメントが、内部崩壊を示す内容だったこと(素材1より)

参考情報の使用

該当なし(参考情報セクションの提供なし)

筆者の解釈・分析

・本田圭佑の解説スタイルに関する観察(言葉のもたつき、感性型の解説者という分類)は、書き手メモに基づく筆者独自の見解 ・「ピッチに立ったことのある人間は言語化より先に体が知っている」という身体感覚の記述は、筆者のプレー経験に基づく独自の解釈 ・「感性が先行する人間の言語化の限界」と「それでも試合を読み当てる能力の特殊性」を対比した段落は、筆者独自の分析 ・「才能がずば抜けている人間のなんとなくには、凡人の精緻な分析より多くのものが詰まっている」という命題は、筆者独自の見解 ・論理的な解説者と感性型の解説者を対比し、「今まさに何が起きるか」を言い当てる能力は別物だという整理は、筆者独自の分析

※ 事実関係は引用元の海外メディア記事に基づきます。引用ルールや著作権の取扱いについては 編集ポリシーをご覧ください。

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