Royal Charleroi Sporting Club
通りから見たスタジアム。最大のスタンドT3の入口側(2013年)
シャルル2世広場に面した市庁舎と、世界遺産に登録された鐘楼(2019年)
市街地を流れるサンブル川と、川沿いのアルチュール・ランボー河岸(2019年)
写真: George Woes JR(2013年)・CC BY 3.0・Commons / Jmh2o(2019年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Jmh2o(2019年)・CC BY-SA 4.0・Commons(いずれもトリミング加工)
ベルギー南部ワロン地域で最大の都市シャルルロワを本拠とする、1904年創設のクラブ。白と黒の縦縞から「ゼブラ(シマウマ)」の愛称で呼ばれ、炭鉱と鉄鋼で栄えた「黒い国(ペイ・ノワール)」の街の誇りを背負ってきた。2019年から5年半にわたって森岡亮太が中盤の要としてプレーし、2026-27シーズンには名和田我空がクラブ史上2人目の日本人選手として加わった。
📅 クラブ紹介(歴史・街・スタジアムなど)は2026年11月5日時点の情報です(出典32件)。試合・順位・今季成績は毎日自動で更新しています。
2026-27シーズンのジュピラー・プロ・リーグで4位(18チーム中・勝ち点24)順位表 →
今季成績は2026-27シーズン(7月1日以降)の公式戦すべての合計です。
1904年、フェンシングとサッカーを行うスポーツクラブ「シャルルロワ・スポルティング・クラブ」として誕生した。1907年11月24日にベルギー・サッカー協会に正式に加盟し、登録番号(マトリキュル)は22番。最初の公式戦は1908年2月17日で、UR ナミュールに5-0で勝った。1926年ごろから新聞が選手たちを「ゼブラ」と呼ぶようになり、1929年には創設25周年を機に「ロイヤル」の称号を得て、現在のロイヤル・シャルルロワSCとなった。
1939年3月5日、市が整備した新しい競技場(のちのマンブール)へ本拠地を移した。1946-47シーズンに2部で優勝し、初めて1部へ昇格。1957年に降格したが1966年に復帰すると、1968-69シーズンにはスタンダール・リエージュに次ぐ2位に入った。これがクラブ史上最高順位で、翌シーズンにはインターシティーズ・フェアーズカップで初めて欧州の舞台に立った。
その後は1部と2部を行き来する時代が続いた。1977-78シーズンには初めてベルギーカップ決勝に進み、ブリュッセルのエゼル競技場でベフェレンに0-2で敗れた。1985年にプレーオフを勝ち抜いて1部へ戻ると、ロベール・ワザージュ監督のもとで1993年に2度目のカップ決勝(スタンダールに0-2で敗戦)、1993-94シーズンには4位に入り、翌季のUEFAカップに出場した。
2000年にアッバス・バヤトがクラブを買収し、同年のEURO2000では本拠地が試合会場になった。2011年に1985年以来の2部降格を味わったが、翌2011-12シーズンに2部で優勝して即座に1部へ復帰。2012年からはメフディ・バヤトが経営の実務を担い、シャルルロワ出身のフェリス・マッズ監督(2013-2019)のもとで上位プレーオフの常連となった。2019-20シーズンには3位に入っている。
2020年代は中位が定位置となり、2023-24シーズンは残留プレーオフに回ったが無敗で1位通過した。2024-25シーズンにはヨーロッパ・プレーオフを制し、欧州カップ戦出場権をかけた一発勝負でアントワープに2-1で勝ってカンファレンスリーグ予選に進んだ。2025-26シーズンはベルギーカップで準々決勝のクラブ・ブルッヘ戦に2-0で勝ち、20年ぶりに4強へ進出。2026-27シーズンは開幕から唯一の4連勝で首位に立った。
愛称: ゼブラ(Les Zèbres) / カロ(Les Carolos)
| シーズン | リーグ | 順位 | トピック |
|---|---|---|---|
| 2021-22 | ジュピラー・プロ・リーグ | 7 | エドワード・スティル監督のもと、レギュラーシーズン6位。プレーオフ2(欧州プレーオフ)は3位(18クラブ中7位相当)。森岡亮太が公式戦37試合4得点[7][15] |
| 2022-23 | ジュピラー・プロ・リーグ | 9 | 18クラブ中9位で、プレーオフ進出をわずかに逃した。シーズン途中にスティル監督が解任され、マッズ監督が復帰[2][8][27] |
| 2023-24 | ジュピラー・プロ・リーグ | 13 | レギュラーシーズン13位で残留プレーオフへ。3月にリック・デ・ミル監督が就任し、残留プレーオフは無敗の1位で残留を決めた。森岡亮太の在籍最終シーズン[3][9][27] |
| 2024-25 | ジュピラー・プロ・リーグ | 7 | レギュラーシーズン10位からヨーロッパ・プレーオフを1位で制し(16クラブ中7位相当)、欧州カップ戦出場権をかけた試合でアントワープに敵地で2-1と勝利[2][10] |
| 2025-26 | ジュピラー・プロ・リーグ | 9 | レギュラーシーズン11位、ヨーロッパ・プレーオフ3位(16クラブ中9位)。カンファレンスリーグは予選2回戦でハンマルビー(スウェーデン)に延長の末に敗退。ベルギーカップは20年ぶりの4強[1][2][11][12] |
アンデルレヒトからのレンタルで2季プレーし、1993年のベルギーカップ決勝進出の主力に。1992-93シーズンを過ごした1993年に、ベルギー最優秀選手賞「ゴールデンシュー」を受賞した。[4][22]
3度にわたって指揮を執り、1993年のカップ決勝進出と1993-94シーズンの4位に導いて年間最優秀監督に。のちにベルギー代表監督として2002年W杯日韓大会でベスト16へ進んだ。[2][4][23]
15年間プレーし、リーグ戦389試合108得点(公式戦では426試合121得点とされる)でクラブの最多出場・最多得点記録を持つ。背番号11はクラブの永久欠番。引退後は監督も務めた。[1][2][21]
2007-08シーズンにリーグ戦18得点を挙げてベルギー1部の得点王に。2008年夏にクラブ・ブルッヘへ移籍した。[2][24]
シャルルロワ生まれで、少年時代はクラブの下部組織に在籍。監督として2013年から6シーズン率い、上位プレーオフの常連へと押し上げた。2017年にはベルギーの年間最優秀監督に選ばれている。[2][27]
2014年にフランスから加入し、7シーズンでリーグ戦176試合に出場した守護神。40歳でピッチに立ち、クラブの最年長出場記録を持つ。[2][25]
ヴォルフスブルクからのレンタルで加入し、公式戦36試合20得点。買い取り後の2019年8月にリールへ移籍し、クラブ史上最高額の売却となった。[2][26]
日本だと群馬県伊勢崎市(約20.9万人)くらいの規模
首都ブリュッセルの南約50キロ、サンブル川の両岸に広がるワロン地域最大の都市。1666年、スペイン領ネーデルラント時代に要塞都市として築かれ、当時5歳のスペイン王カルロス2世にちなんで「シャルル=ロワ(シャルル王)」と名づけられた。
石炭・鉄鋼・ガラスの産業で栄え、一帯は「ペイ・ノワール(黒い国)」と呼ばれた。工場の多くは1950年代以降に姿を消したが、街のあちこちには今も約30のボタ山(テリル)が残る。かつての炭鉱ボワ・デュ・カジエは2012年に、市庁舎の鐘楼は1999年に世界遺産に登録された。白と黒のクラブカラーも、この炭鉱の歴史を映したものとされる。
マルシネル地区には漫画出版社デュピュイがあり、1938年に創刊された漫画誌『スピルー』からは「ラッキー・ルーク」や「スマーフ」が世に出た。漫画の街としての顔も持つ。
市の北約7キロのゴスリーには、格安航空会社の拠点ブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港がある。2023年の旅客数は約830万人で、ベルギーで2番目に利用者の多い空港だ。
市街地の北の端、マンブール地区にある市営スタジアム。1939年3月5日、US サントル戦(2-1で勝利)でこけら落としを迎えた。地元では今も「マンブール」の名で親しまれ、正式名称は1999年5月から現在のものになっている。
EURO2000の会場に選ばれて大改修され、スタンドを上へ積み増して収容は約3万人に。大会ではグループリーグ3試合が行われ、イングランドがドイツを1-0で破った一戦もここが舞台だった。その後、増築部分の建築許可の問題から2012-13年に上層スタンドが撤去され、現在の収容はおよそ1万5,000人。スタンドはT1〜T4の4つで、T3が最大。
クラブは市内に約2万人収容の新スタジアム「ゼブラレーナ」を建てる計画を進めている。
「ゼブラ」の愛称は、1926年ごろにシャルルロワ市内のカフェを拠点にしていたサポーターズクラブ「ル・ゼーブル」の名前を新聞が使い始めたのが由来とされる。白と黒の縦縞のユニフォームと相まって、今ではクラブそのものを指す呼び名になっている。
スタジアムの雰囲気は熱い。2019年に森岡亮太がホームデビューを果たした試合では、交代でベンチへ下がる森岡をファンがチャントでねぎらった。その森岡は、退団後にシャルルロワの雰囲気を「ベルギーで一番」と振り返っている。
日本からはブリュッセル空港を経由するのが一般的。ブリュッセルからシャルルロワへは直通列車が走っており、1時間前後で着く。欧州内の格安航空会社を使うなら、市の北約7キロにあるブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港も便利。
スタジアム(Boulevard Zoé Drion)は市街地の北の端にあり、中心部のシャルル2世広場から歩いて約10分、シャルルロワの中央駅からは徒歩20分あまり。
チケットはクラブ公式のチケットサイトで購入する。購入には「MyZebra」アカウントの作成と本人確認(ベルギー・オランダ国籍以外はOnfidoによる確認)が必要で、チケットは記名式・1回4枚まで。試合当日はキックオフの3時間前からスタジアムの窓口でも買えるが、1枚につき3ユーロ高くなる。スタンダールやアンデルレヒトなど注目カードは料金が高めに設定される。
クラブ紹介は 2026年11月5日 時点の調査です。試合・順位・成績のデータ提供: API-Football。エンブレムはクラブの識別のために表示しています(権利は各クラブに帰属)。