サッカー欧州組 wire
上空から見たセルハースト・パーク。ロンドン南部の住宅街に囲まれ、スタンドの座席には「EAGLES」の文字が浮かぶ

上空から見たセルハースト・パーク。ロンドン南部の住宅街に囲まれ、スタンドの座席には「EAGLES」の文字が浮かぶ
写真: Arne Müseler from Salzburg, AT(2023年撮影) / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

CLUB · PREMIER LEAGUE
クリスタル・パレスのエンブレム

クリスタル・パレス

エンブレムの権利はクリスタル・パレスに帰属します(チームの識別のために表示しています)

クリスタル・パレス

Crystal Palace Football Club

📷 上空から見たセルハースト・パーク。ロンドン南部の住宅街に囲まれ、スタンドの座席には「EAGLES」の文字が浮かぶ(写真: Arne Müseler from Salzburg, AT・2023年/CC BY-SA 2.0・Wikimedia Commons・トリミング加工)
  • セルハースト・パークのホームズデイル・ロード・スタンド。座席に「PALACE」「EAGLES!」の文字(2015年2月撮影)

    セルハースト・パークのホームズデイル・ロード・スタンド。座席に「PALACE」「EAGLES!」の文字(2015年2月撮影)
    写真: Rockybiggs(2015年撮影) / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    セルハースト・パークのホームズデイル・ロード・スタンド。座席に「PALACE」「EAGLES!」の文字(2015年2月撮影)

  • ロンドン・ブロムリー区のクリスタル・パレス・パークに置かれた恐竜の彫刻(2024年7月撮影)

    ロンドン・ブロムリー区のクリスタル・パレス・パークに置かれた恐竜の彫刻(2024年7月撮影)
    写真: Celsoazevedo(2024年撮影) / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons・トリミング加工

    ロンドン・ブロムリー区のクリスタル・パレス・パークに置かれた恐竜の彫刻(2024年7月撮影)

写真: Rockybiggs(2015年)・CC BY-SA 4.0・Commons / Celsoazevedo(2024年)・CC BY 4.0・Commons(いずれもトリミング加工)

創設
1861年(公称)
本拠地
ロンドン・クロイドン区(セルハースト)
スタジアム
セルハースト・パーク
愛称
イーグルス(The Eagles)

ロンドン南部、クロイドン区のセルハースト・パークを本拠とするクラブ。1851年のロンドン万博の会場「クリスタル・パレス(水晶宮)」から名をとり、長く主要タイトルとは無縁だったが、2025年にFAカップでクラブ初の主要タイトルを獲得、翌2025-26シーズンにはUEFAカンファレンスリーグも制した。2024年に鎌田大地がクラブ史上初の日本人選手として加入し、2026年夏からは冨安健洋も加わって、日本人2人が在籍している。

📅 クラブ紹介(歴史・街・スタジアムなど)は2026年11月5日時点の情報です(出典35件)。試合・順位・今季成績は毎日自動で更新しています。

NOW

🇯🇵 クリスタル・パレスの日本人選手の今

2026-27シーズンのプレミアリーグで18位(20チーム中・勝ち点7)順位表 →

今季成績は2026-27シーズン(7月1日以降)の公式戦すべての合計です。

HISTORY

📜 クリスタル・パレスの歴史

クラブ名の由来は、1851年のロンドン万博のためにハイドパークに建てられたガラスと鉄の巨大建築「クリスタル・パレス」。万博後にロンドン南部のシデナム・ヒル近くへ移築され、その敷地の競技場では1895年から1914年までFAカップ決勝が開かれていた。1861年にはここでアマチュアのクリスタル・パレスFCが生まれ、1863年のイングランドサッカー協会(FA)創設に加わったが、1875年ごろに記録から姿を消している。現在のプロクラブは、1905年9月10日に施設の運営会社が競技場で試合をするチームとして創設したもの。クラブは1861年のアマチュアクラブを源流と位置づけ、2022年6月にエンブレムの創設年を1905から1861に改めた。

第一次世界大戦で競技場が軍に接収されたため、1915年に退去。仮住まいの時期の1920-21シーズンにフットボールリーグ3部の初代王者となり、1924年にセルハースト・パークへ移った。1969年には初めて1部に昇格した。1970年代にはマルコム・アリソン監督が愛称を「グレイジャーズ(ガラス職人)」から「イーグルス」に、チームカラーを赤と青の縦じまに改めた。

1984年に就任したスティーヴ・コッペル監督のもとで1989年に1部へ復帰すると、1990年にFAカップ決勝へ進出(再試合でマンチェスター・ユナイテッドに敗戦)。1990-91シーズンには1部で3位に入り、クラブ史上最高順位を記録した。1992年にはプレミアリーグの創設メンバーとなったが、その後は昇格と降格を繰り返し、1999年と2010年の2度、経営破綻(管財人管理)に陥った。2010年にファンでもあるスティーヴ・パリッシュら4人の実業家がクラブを買い取り、2013年にプレーオフを制してプレミアリーグへ復帰した。

以降はプレミアリーグに定着し、2016年にもFAカップ決勝に進出(延長の末マンチェスター・ユナイテッドに敗戦)。2024年2月にオリヴァー・グラスナー監督が就任すると、2025年5月のFAカップ決勝でマンチェスター・シティを1-0で破り、クラブ史上初の主要タイトルを獲得した。複数クラブ所有に関するUEFAの規定によってヨーロッパリーグからカンファレンスリーグへ回されたものの、2025-26シーズンはコミュニティ・シールドでリヴァプールをPK戦で破り、2026年5月27日にはライプツィヒでのカンファレンスリーグ決勝でラージョ・バジェカーノを1-0で下して、初の欧州タイトルを手にした。

グラスナー監督は2025-26シーズン限りで退任し、2026年6月にRCランスを率いていたピエール・サージュが3年契約で後任に就いた。2026-27シーズンはクラブとして初めてヨーロッパリーグに出場している。

クリスタル・パレスのエンブレム

クリスタル・パレス

エンブレムの権利はクリスタル・パレスに帰属します(チームの識別のために表示しています)

エンブレムエンブレムは、ボールをつかむ鷲と、クラブ名の由来である水晶宮の正面の姿を組み合わせたデザイン。水晶宮をあしらったエンブレムは1955年に初めて登場し、1970年代にアリソン監督が愛称を「イーグルス」に変えた際には、ポルトガルのベンフィカにならった鷲のエンブレムになった。1987年に鷲と水晶宮が組み合わされ、1996年と2012年に改められたあとも両方の要素を保っている。2022年6月には、エンブレムに記す創設年を1905から1861に変更した。

愛称: イーグルス(The Eagles) / グレイジャーズ(The Glaziers、1970年代までの愛称)

RECORD

🏆 クリスタル・パレスの主なタイトルと近年の戦績

シーズンリーグ順位トピック
2021-22プレミアリーグ12パトリック・ヴィエラ監督の1年目。FAカップ4強[1][2]
2022-23プレミアリーグ112023年3月にヴィエラ監督を解任し、ロイ・ホジソンが再登板して残留[1][2]
2023-24プレミアリーグ102024年2月にグラスナー監督が就任。終盤の7試合で6勝し、プレミアリーグでのクラブ最高順位に並んだ[1][2]
2024-25プレミアリーグ12鎌田大地の加入1年目。FAカップ決勝でマンチェスター・シティを1-0で破り、クラブ初の主要タイトル[1][2][14]
2025-26プレミアリーグ15コミュニティ・シールド優勝。初出場のカンファレンスリーグを制し初の欧州タイトル。FAカップは3回戦でノンリーグのマックルズフィールドに敗れた[1][2][11][12]
LEGENDS

⭐ クリスタル・パレスを象徴する名選手

JAPANESE

🇯🇵 クリスタル・パレスの歴代日本人選手

VOICES

💬 日本人選手が語るクリスタル・パレスと街

HOMETOWN

🏙️ ホームタウン ロンドン・クロイドン区(セルハースト)

地域
イングランド・グレーター・ロンドン
人口
約41万人(クロイドン区、2025年・英国国家統計局の推計)

クロイドン区だけで日本の高松市(約40.5万人)くらいの規模

クラブ名の由来となった水晶宮は、1851年のロンドン万博の会場としてハイドパークに建てられた、ガラスと鋳鉄の巨大建築。万博後にロンドン南部のシデナム・ヒルの隣に移築され、1936年11月に火災で焼失するまでそこに建っていた。周辺の住宅地は建物にちなんで「クリスタル・パレス」と呼ばれるようになり、跡地の公園には1854年に作られた恐竜の像がいまも残っている。

現在の本拠地セルハースト・パークがあるのは、その南に広がるクロイドン区。ロンドン中心部の外側(アウター・ロンドン)にある面積約87平方キロの区で、人口はロンドンの区の中でも1、2を争う。中心のクロイドンは小さな市場町から、ロンドン中心部の外では有数のビジネスと文化の拠点へと発展した。1920年に開港したクロイドン空港は、かつてロンドンの主要な国際空港だった(1959年閉港)。

ファンはロンドン南部と、隣接するケント州・サリー州の出身者が中心。クラブの社会貢献団体は、クロイドン、ブロムリー、サットンの3区と組んで、スポーツや教育のプログラムを行っている。

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STADIUM

🏟️ クリスタル・パレスのスタジアム ― セルハースト・パーク

収容人数
25,194人
開場
1924年

スコットランド人の建築家アーチボルド・リーチの設計で、1924年8月30日に開場した。住宅街に囲まれた昔ながらのスタジアムで、1948年のロンドン五輪の試合会場にもなった。1979年に記録した51,482人が観客動員の最多記録。1985年から1991年まではチャールトン、1991年から2003年まではウィンブルドンとスタジアムを共用していた。

スタンドは4つ。熱心なサポーターが集まるのは1994年に建て替えられた2層のホームズデール・ロード・スタンドで、1969年完成のアーサー・ウェイト・スタンドの一部がアウェイ席になる。開場時から残るメインスタンドは、2024年8月にクロイドン区から改築の承認を受け、2026年6月に解体工事が始まった。2029年初めの完成予定で、収容人数は約3万4,000人に増える計画だ。ドラマ『テッド・ラッソ』では架空のクラブの本拠地として撮影に使われた。

1905年から1915年までは水晶宮の敷地にあったFAカップ決勝の会場が本拠地。第一次世界大戦で退去したあと、ハーン・ヒル・ヴェロドローム、クロイドンの「ザ・ネスト」を経て1924年に現在地へ移った。

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ACADEMY

🌱 育成 ― クリスタル・パレス・アカデミー

ロンドン南東部のベッケナムに拠点を置く育成組織。大規模な改修を経て2020年夏にイングランドで最高位の「カテゴリー1」に認定され、2021年10月に卒業生のギャレス・サウスゲート(元イングランド代表監督)を招いて新施設の開所式を行った。

1976-77、1977-78シーズンにFAユースカップを連覇し、その世代が中心となった1979年のチームはメディアから「80年代のチーム」と呼ばれた。近年もU-18プレミアリーグカップを2025-26シーズンに制している。ザハ、ワン=ビサカ、ミッチェルら、トップチームの主力も輩出してきた。

主な出身選手: ケニー・サンソム、ギャレス・サウスゲート、ヴィクター・モーゼス、ウィルフリード・ザハ、アーロン・ワン=ビサカ、タイリック・ミッチェル

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SUPPORTERS

📣 クリスタル・パレスのサポーターとライバル

ロンドンには多くのクラブがあり、ファンの取り合いになるが、パレスはロンドン南部を中心に大きな地盤を持つ。1964年から試合で流れているデイヴ・クラーク・ファイヴの曲「Glad All Over」は、いまも毎試合ファンが歌うクラブの象徴になっている。試合前には本物のハクトウワシがスタジアムの端から端まで飛ぶ演出があり(2024年からは「フェニックス」)、イングランドで唯一、NFL風のチアリーダーを持つクラブでもある。

2005年に生まれたウルトラス・グループ「ホームズデール・ファナティクス」は、ホームズデール・ロード・スタンドで20年以上にわたって大旗や声援で雰囲気を作り、2025年のFAカップ準決勝・決勝ではファンの寄付でウェンブリーに巨大な演出を用意した。しかし2026年8月、スタジアムの規制強化やチケット価格の高騰などを理由に解散を発表した。

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ACCESS

✈️ 日本からクリスタル・パレスの試合を観戦するには

日本からの玄関口はロンドン・ヒースロー空港で、東京(羽田・成田)との間に直行便がある。空港から市内へは、ヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで約15分、エリザベス線なら中心部まで45分弱。

スタジアムの最寄り駅はセルハースト、ソーントン・ヒース、ノーウッド・ジャンクションの3つで、いずれも徒歩10〜15分。セルハースト駅とソーントン・ヒース駅へはヴィクトリア駅から、ノーウッド・ジャンクション駅へはロンドン・ブリッジ駅から列車が出ており、ロンドン中心部の駅から25分足らずで着く。住所はWhitehorse Lane, London SE25 6PU。

プレミアリーグのホームゲームのチケットは、シーズンチケット保持者とクラブ会員(メンバーシップ)にしか販売されない。海外在住者向けのインターナショナル・メンバーシップもあり、会員は販売開始前の優先予約を受けられるが、会員になってもチケットが確保できるとは限らない。販売日程はクラブ公式サイトで試合ごとに発表される。

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出典

  1. [1] Wikipedia(英語版)Crystal Palace F.C.(2026-11-05 閲覧)
  2. [2] Wikipedia(英語版)List of Crystal Palace F.C. seasons(2026-11-05 閲覧)
  3. [3] Wikipedia(英語版)Selhurst Park(2026-11-05 閲覧)
  4. [4] Wikipedia(日本語版)クリスタル・パレスFC(2026-11-05 閲覧)
  5. [5] Crystal Palace 公式(鎌田大地の加入発表・2024年7月)(2026-11-05 閲覧)
  6. [6] Crystal Palace 公式(鎌田大地、クラブ1000人目の出場選手・初の日本人選手・2024年8月)(2026-11-05 閲覧)
  7. [7] Crystal Palace 公式(鎌田大地の契約延長・2026年7月)(2026-11-05 閲覧)
  8. [8] Crystal Palace 公式(冨安健洋の加入発表・2026年8月)(2026-11-05 閲覧)
  9. [9] GOAL 日本版(FAカップ優勝後の鎌田大地のコメント・2025年5月)(2026-11-05 閲覧)
  10. [10] Number PREMIER(鎌田大地と冨安健洋、パレスの2人・2026年9月)(2026-11-05 閲覧)
  11. [11] サッカーキング(カンファレンスリーグ決勝、パレスが優勝・2026年5月)(2026-11-05 閲覧)
  12. [12] ESPN(Crystal Palace 1-0 Rayo Vallecano 試合レポート・2026年5月)(2026-11-05 閲覧)
  13. [13] The Irish Times(ピエール・サージュの監督就任・2026年6月)(2026-11-05 閲覧)
  14. [14] Wikipedia(英語版)Oliver Glasner(2026-11-05 閲覧)
  15. [15] Wikipedia(英語版)Jim Cannon(2026-11-05 閲覧)
  16. [16] Wikipedia(英語版)Peter Simpson(2026-11-05 閲覧)
  17. [17] Wikipedia(英語版)Ian Wright(2026-11-05 閲覧)
  18. [18] Wikipedia(英語版)Steve Coppell(2026-11-05 閲覧)
  19. [19] Wikipedia(英語版)Julián Speroni(2026-11-05 閲覧)
  20. [20] Wikipedia(英語版)Wilfried Zaha(2026-11-05 閲覧)
  21. [21] Wikipedia(英語版)London Borough of Croydon(2026-11-05 閲覧)
  22. [22] City Population(クロイドン区の人口・英国国家統計局の推計)(2026-11-05 閲覧)
  23. [23] Wikipedia(日本語版)高松市(2026-11-05 閲覧)
  24. [24] Wikipedia(英語版)The Crystal Palace(2026-11-05 閲覧)
  25. [25] Crystal Palace 公式(セルハースト・パークへの行き方)(2026-11-05 閲覧)
  26. [26] Crystal Palace 公式(メンバーシップ FAQ・2026-27シーズン)(2026-11-05 閲覧)
  27. [27] Crystal Palace 公式(アカデミー)(2026-11-05 閲覧)
  28. [28] Wikipedia(英語版)Crystal Palace F.C. Under-21s and Academy(2026-11-05 閲覧)
  29. [29] Wikipedia(英語版)Brighton & Hove Albion F.C.–Crystal Palace F.C. rivalry(2026-11-05 閲覧)
  30. [30] Wikipedia(英語版)Holmesdale Fanatics(2026-11-05 閲覧)
  31. [31] Inside Croydon(ホームズデール・ファナティクスの活動終了・2026年8月)(2026-11-05 閲覧)
  32. [32] ヒースロー空港 公式(ロンドン中心部への行き方)(2026-11-05 閲覧)
  33. [33] Wikipedia(英語版)Daichi Kamada(2026-11-05 閲覧)
  34. [34] Wikipedia(英語版)Takehiro Tomiyasu(2026-11-05 閲覧)
  35. [35] All About(日本〜ロンドンの直行便・2014年5月)(2026-11-05 閲覧)

クラブ紹介は 2026年11月5日 時点の調査です。試合・順位・成績のデータ提供: API-Football。エンブレムはクラブの識別のために表示しています(権利は各クラブに帰属)。