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欧州組ウィークリーレビュー|8月3日-9日 綱島悠斗、デュエル9戦9勝

2026年8月11日 リリース·独自記事

今節、欧州で試合のメンバーに入った日本人選手は42人。うち36人がピッチに立った。

得点は0。アシストは2つ——そしてその2つは、どちらも負け試合の中で生まれている。

もうひとつ。日本人の出場者同士が敵味方に分かれた試合が、3つあった。

シーズンの入口の一週間を、上から順に見ていく。


特集① シントトロイデンの99分

クラブ単位で今節いちばん日本人が密集したのは、8月8日のシントトロイデンだった。

ロンメル・ユナイテッドとのホームゲーム、1-1。

このドローに4人が出場している。小久保玲央ブライアン畑大雅が99分——アディショナルタイムまで含めたフルタイムだ。松澤海斗が31分、新川志音が10分(この10分でシュート1本を放っている)。谷口彰悟はベンチに座った。

そして畑の評点7.70は、今節の日本人全体の最高値。その隣にはキーパス4本——これも今節最多——が並んでいる。

続く松澤の7.20も、途中出場組では2番目に高い。

勝てなかった夜に、数字だけが立っていた。


特集② 上田綺世、5.60

今節の日本人最低評点は、勝ったチームから出た。

フェイエノールトはスパルタ・ロッテルダムに0-1で勝利。上田綺世は71分のプレーでパス5本。シュートは3本打って枠内1、ゴールは無かった。評点は5.60。

上田は昨季、リーグ31試合25得点の得点王である。

その男の新シーズン最初の数字が、この週の36人でいちばん低かった。

もちろん、初週の71分に意味を求めすぎる必要はない。

次はホームでのホー・アヘッド・イーグルス戦(8月16日)。数字が動くのを待つ。

なお、この試合では敵側のスパルタに三戸舜介が77分立っていた。日本人が敵味方に分かれた3試合のうちのひとつだ。


リーグ別短評

ジュピラー・プロリーグ

ゲンクは開幕をズルテ・ワレヘム戦の黒星(1-2)で滑り出した。伊東純也は90分・1アシスト。キーパス3本と、デュエル12回2勝——作る側と競る側で対照的な数字が並んだ。横山歩夢は18分で3回仕掛けて、3回抜いた。ドリブル成功3は、フル出場組を含めても今節最多である。

ウェステルローはユニオン・サン=ジロワーズに1-5。この大敗の中で坂本一彩が1アシストを記録した。そして木村誠二はパス80本・成功率91%——今節の日本人最多のパス数で、インターセプト3も最多タイ。個人の数字とスコアは、いつも同じ方向を向くわけではない。齋藤俊輔は80分の出場だった。

アントワープは2-1で勝った。綱島悠斗はデュエル9戦9勝——今節最多の勝ち数を、ひとつも落とさずに積んだ。GKの野澤大志ブランドンはセーブ3——今節の日本人GKで最多だ。2人そろって評点7.50、今節の日本人2位タイである。

倍井謙(コルトレイク)はクラブ・ブルッヘ相手に73分、デュエル6回4勝(0-3)。山田新(OHルーヴェン)は14分の途中出場(1-3)だった。

ドイツ2部

降格組4人——藤田譲瑠チマ安藤智哉原大智塩貝健人——の開幕節は既報のとおりだ(→藤田譲瑠チマは出たい、安藤智哉は残りたい。降格クラブに残った日本人4人の開幕節)。

今週の追記をひとつ。ザンクトパウリ対フュルト戦には、フュルト側でアペルカンプ真大が87分出場していた。パス33本をすべて通し、キーパス3本。1試合に日本人4人は、シントトロイデン戦と並ぶ今節最多だ。

数字も少し足しておく。安藤智哉はパス68本・成功率91%に枠内シュート1。藤田譲瑠チマはデュエル9回2勝。原大智はオフサイド2回に枠内シュート1。

ダルムシュタット対キールの2-2にも日本人が3人。関根大輝(キール・90分)と、秋山裕紀(90分)・古川陽介(68分)のダルムシュタット勢が敵味方に分かれた。古川はタックル4回(今節最多タイ)にキーパス3本、枠内シュート1と、68分に数字を詰め込んでいる。

三好康児(ボーフム)はヘルタ戦に76分(0-1)。松田隼風(ハノーファー)はコットブス戦で11分の途中出場(1-3)だった。

EFLカップ1回戦

ブラックバーンはバートンに2-1。森下龍矢が90分、大橋祐紀が62分。

松木玖生(サウサンプトン)はコルチェスター戦の勝利に86分。評点7.30の隣に並ぶのは、今節最多の被ファウル4回と、デュエル12回6勝という数字だ。

その7.30に並んだのが平河悠(ブリストル・シティ)だ。ウォルソール戦、38分の途中出場でパス18本をすべて通し、デュエル2戦2勝。途中出場組では最高の評点を残した。ただしチームは0-1で敗れ、カップを去っている。

岩田智輝(バーミンガム)はスウォンジー戦の勝利に96分。ファウル4回は今節の日本人で最も多かったが、チームは無失点で勝ち上がった。斉藤光毅(QPR)はミルウォール戦で15分の出場だった(1-1)。

その他のリーグ

常本佳吾(バーゼル)はトゥーン戦4-2の勝利に96分。デュエル5戦5勝、インターセプト3は今節最多タイ。評点7.00。

福井太智(アロウカ)はギマランイス戦を1-0で取った。タックル4回は今節最多タイ、デュエルも10回6勝。先発フルの白星スタートだ。

三野草太(UTAアラド)は95分、デュエル10回6勝(0-0)。北野颯太(ザルツブルク)は68分(1-1)、13日(木)にはEL予選パフォス戦が控える。

小林友希(ヤギェウォニア)は45分で交代(0-2)。こちらも13日(木)、レンジャーズとのEL予選が待つ。


ベンチのまま、そしてエントリ外

今節ベンチのまま終わったのは6人。旗手怜央(セルティック)は2試合連続、ハーフナー・ニッキ(ユニオン)は味方が5点取った夜、市原吏音毎熊晟矢(AZ)、谷口彰悟、福田翔生(ブレンビー)。

ひとつ数字を添えると、この6人が座った試合は6つで5勝1分——負けたチームがひとつもない。出番が無いことと、チームが強いことは、しばしば同じ話だ。

エントリ自体が無かったのは44人。三笘薫久保建英遠藤航鎌田大地——大半は、所属クラブの公式戦がまだ始まっていないだけである。この欄は、ここから急速に短くなっていくはずだ。


凡例

対象期間は2026年8月3日〜9日(現地基準)、IIチーム所属選手は除く。評点・出場時間・各指標はAPI-Football提供値で、90分超の表記はアディショナルタイムを含む出場時間。取り上げる数字は、良い悪いにかかわらず週内で目立ったものを同じ基準で拾っており、提供の無い指標には触れていない。短評は出場記録と公表情報のみに基づき、全試合を観戦した上での評ではありません。

全42人のカード、シーズン累計、リーグ横断ランキングは「日本人選手ウィークリースタッツ」で。毎週月曜朝更新。

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