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治るのを待つ人と、治っても出られない人——三笘、冨安、上田、そして遠藤と伊藤洋輝。ピッチにいない欧州組の11月

2026年11月3日 リリース·独自記事

11月4日に、日本代表のメンバーが発表される。 14日にブラジル、17日にパラグアイと、シンガポールで戦う2試合だ。

その発表を前に、所属クラブのピッチに立てていない選手たちがいる。 理由は、大きく2つに分かれる。 体が治るのを待っている選手と、体はもう戻っているのに、出番が来ない選手だ。


いちばん長く離れているのは、三笘薫だ。

最後に公式戦に出たのは、5月9日のウルヴス戦。先発して58分にピッチを退いた。 左のハムストリングだった。5月25日にブライトンが手術の成功を発表し、三笘はワールドカップのメンバーから外れた。

8月にはチームに合流していたが、復帰の目標は何度か後ろにずれた。 10月下旬、監督は、代表ウィークの前に戻るのは難しく、明けには戻れるはずだと話している。 日本のメディアは、11月22日のハル・シティ戦を今季初出場の候補に挙げている。ハルには、守田英正がいる。

冨安健洋は、9月20日のリーズ戦で、ふくらはぎを痛めて前半だけで退いた。 日本サッカー協会は、9月と10月の代表4試合の不参加を発表した。 戻ってくるはずだった10月、クリスタル・パレスのサージュ監督は会見でこう話した。

「次の代表ウィークまでは出られない。別の負傷を抱えている」

新しい負傷がどこなのかは、公表されていない。

上田綺世は、10月13日のチャンピオンズリーグ、アーセナル戦で、左のかかとを痛めた。 78分までプレーした試合だった。検査の結果は、左足の裏の筋膜の断裂だと報じられている。リールは診断を公式には発表していない。 アンチェロッティ監督は、11月8日のレンヌ戦を目標に挙げつつ、無理なら代表ウィーク明けだとしている。 森保一監督は11月1日、上田を今回は招集しない方向だと話した。

選手クラブ最後の公式戦状態
三笘薫ブライトン5月9日左ハムストリングの手術後。代表ウィーク明けの復帰見込み
冨安健洋クリスタル・パレス9月20日ふくらはぎの後に別の負傷。代表ウィークまで欠場
上田綺世リール10月13日左かかと。11月8日か代表ウィーク明けが目標
横田大祐レンジャーズ9月5日鼠径部を手術。監督の見立ては2〜3か月
森下龍矢ブラックバーン10月17日足首の捻挫。監督の見立てはあと2〜3週間

長いトンネルを抜けた選手もいる。

南野拓実は、昨年12月21日に左膝の前十字靭帯を切った。 10月15日のカンファレンスリーグ、CSKAソフィア戦で先発し、298日ぶりに公式戦のピッチに戻った。3分の先制点は、南野から始まっている。 11月1日のパリFC戦にも、途中から35分出た。

代表活動中にお尻の筋肉を痛めた板倉滉は、10月27日のポカールで13分、31日のリーグ戦でも13分。 8月下旬に開始10分ほどでハムストリングを痛めた大橋祐紀は、10月31日のスウォンジー戦で、2か月あまりぶりにピッチに立った。11分だった。

ザルツブルクのチェイス・アンリは、まだピッチには立っていない。 最後の公式戦は、昨シーズンの5月17日。 けがが続き、今季はメンバーに入れない試合が続いていたが、11月1日のルステナウ戦で、初めてベンチに名前が入った。出番は、なかった。


体は戻っているのに、出番が来ない選手もいる。

遠藤航は、今季まだ1分も公式戦に出ていない。 2月に左足を痛めて手術し、ワールドカップは初戦を前にチームを離れた。そのとき、代表から退くことも表明している。 リヴァプールの負傷者リストに、遠藤の名前はない。ベンチには何度も座っている。11月1日のアーセナル戦でも、ベンチから試合を見ていた。 新しく就任したイラオラ監督は9月、遠藤は好きな選手で、出番は必ず来ると話していた。それでも、チャンピオンズリーグのリーグフェーズの登録からは外れた。 契約は2027年6月まで。1月の移籍市場で手放す可能性が、イングランドで報じられている。

伊藤洋輝は、日本代表とバイエルンで、まるで別の選手のように扱われている。 9月と10月の代表4試合は、すべてに出て、3試合が先発。合わせて288分。 バイエルンでは今季、14試合でメンバーに入り、出たのは4試合、111分。リーグ戦は、10月25日のフライブルク戦の4分だけだ。 10月28日のポカールで、ようやく今季初めて先発して90分を戦った。 エーベル取締役は、本人もここでの状況が非常に厳しいことを分かっている、という趣旨の話をしている。

バレンシアの佐藤龍之介は、9月11日のセビージャ戦に先発して62分出たのが最後だ。 その2日後に監督が代わり、10月からはアギーレ監督がチームを率いている。 9月15日から6試合続けて、ベンチに入りながら出番がなかった。

ベルギーでも、同じ形が続いている。 山田新はOHルーヴェンで、9月12日を最後に出ていない。 シント・トロイデンの荒木遼太郎は、10月11日のメヘレン戦で前半だけで交代して以降、4試合ベンチに座ったままだ。 ドイツ2部、ザンクト・パウリの安藤智哉は、開幕から先発を続けていたが、9月20日に退場し、その後代表をけがで離れた。戻ってからの3試合は、ベンチで出番がない。


11月の代表ウィークが終わると、欧州のシーズンは年末の過密日程に入る。 三笘も、冨安も、上田も、復帰の目安はその代表ウィークの明けに置かれている。

治るのを待つ選手たちには、戻る日の目安がある。 治っても出られない選手たちには、それがない。 1月の移籍市場が開くまで、あと2か月。

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出典・引用について

出典・参考文献

直接引用部分 ・「次の代表ウィークまでは出られない。別の負傷を抱えている」— ピエール・サージュ(クリスタル・パレス監督)、クリスタル・パレス公式サイト「Team news updates on four players pre Besiktas」(2026年10月21日 https://www.cpfc.co.uk/news/first-team/team-news-updates-on-four-players-pre-besiktas/)。原文 "Tomiyasu is out until the next international break because he has another injury." の本サイトによる和訳 間接引用部分 ・三笘の復帰見込みに関するブライトン監督の発言は、Sussex World の報道を引いたサッカーキング(2026年10月28日 https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20261028/2222018.html)とRotowire(2026年10月27日 https://www.rotowire.com/soccer/headlines/kaoru-mitoma-injury-return-delayed-until-after-international-break-542597)の要約。11月22日のハル・シティ戦が候補という点はサッカーキングの見立て ・上田の復帰目標に関するアンチェロッティ監督の発言は、Le Petit Lillois(2026年10月29日 https://lepetitlillois.com/2026/10/29/ueda-quatre-absents-losc-lens/、11月2日 https://lepetitlillois.com/2026/11/02/losc-japon-sans-ayase-ueda-prochaine-treve/)の要約 ・森保監督が上田を招集しない方向だと話した点は、スポーツ報知(2026年11月1日 https://news.yahoo.co.jp/articles/45a70489902132f3de4ddab16ba119d8dc541b77)の要約 ・横田の離脱期間の見立て(2〜3か月)はレンジャーズのマキネス監督の発言で、Last Word on Sports(2026年10月5日 https://lastwordonsports.com/football/2026/10/05/rangers-injury-update/)の要約 ・森下の離脱期間の見立てはブラックバーンのモウブレイ監督の発言で、The 72(2026年10月25日 https://the72.co.uk/2026/10/25/blackburn-rovers-news-injuries-tony-mowbray/)とHayters(Livescore掲載 https://www.livescore.com/en/news/football/england-championship/blackburn-rovers-handed-triple-boost-for-swansea-city-clash-hayters/)の要約 ・イラオラ監督の遠藤に関する発言は、Football 365(2026年9月12日 https://www.football365.com/news/andoni-iraola-wataru-endo-liverpool-fulham-verdict)の要約 ・エーベル取締役の伊藤洋輝に関する発言は、SOCCER DIGEST(2026年10月19日ごろ)の要約 参考情報の使用 ・11月の日本代表の日程とメンバー発表日は、JFA(https://jfa.jp/samuraiblue/20261117/news/00036769/) ・三笘の手術は、ブライトン公式「Successful surgery for Mitoma」(2026年5月25日 https://www.brightonandhovealbion.com/media-article/successful-surgery-for-mitoma) ・冨安の9・10月の代表不参加は、JFAの発表を伝えたSport Witness(2026年9月23日 https://sportwitness.co.uk/another-one-bites-the-dust-calf-injury-forces-crystal-palace-defender-out-of-nt-duty/) ・上田の負傷内容(左かかと、左足底筋膜の断裂)は、Foot Mercato(2026年10月14日 https://www.footmercato.net/a619919699182512197-losc-ayase-ueda-touche-au-talon-contre-arsenal)とLe Petit Lillois(2026年10月15日 https://lepetitlillois.com/2026/10/15/losc-vers-plusieurs-semaines-dabsence-pour-ayase-ueda/)。クラブの公式発表は確認できていない ・横田の鼠径部の手術は、さかのわ(2026年9月10日 https://sakanowa.jp/topics/112503) ・森下の足首の負傷は、Yahoo Sports(2026年10月23日 https://uk.sports.yahoo.com/news/blackburn-rovers-team-news-predicted-115955526.html) ・南野の前十字靭帯断裂と298日ぶりの公式戦先発は、モナコ公式(2026年10月16日 https://www.asmonaco.com/fr/news/retours-gagnants-pour-takumi-minamino-et-mohammed-salisu-face-a-sofia)とフットボールチャンネル(2026年10月16日 https://www.footballchannel.jp/2026/10/16/post1033434/) ・板倉の負傷内容(左中殿筋の筋線維断裂)は、ボルシアMGの公表を伝えたLigaInsider(2026年10月11日 https://www.ligainsider.de/ko-itakura_27204/itakura-faellt-mit-muskelfaserriss-aus-419011/)とGladbachtotal(2026年10月13日 https://www.gladbachtotal.de/ungewoehnliche-diagnose-ko-itakura-faellt-mit-verletzung-am-gesaess-aus/) ・大橋の負傷は、Hayters(2026年8月28日 https://hayters.com/mowbray-confirms-blackburn-injury-blow-and-provides-fitness-update-on-several-others/) ・遠藤の負傷・手術・ワールドカップ離脱・代表引退の表明は、テレビ東京(2026年6月 https://www.tv-tokyo.co.jp/sports/smp/articles/2026/06/041931.html)とデイリー(2026年6月13日 https://www.daily.co.jp/soccer/wc2026/2026/06/13/0020470031.shtml)。負傷者リストはリヴァプール公式(2026年10月27日更新 https://www.liverpoolfc.com/news/liverpools-injury-list-suspensions-and-availability)。CLリーグフェーズの登録外はサッカーキング(2026年9月4日 https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20260904/2200481.html)。アーセナル戦のベンチ入りはSOCCER DIGEST(2026年11月2日 https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=199168)。1月の売却の可能性はSOCCER DIGEST(2026年11月1日)が伝えたThis Is Anfieldの報道 ・佐藤の監督交代の経緯は、el Gol Digital(2026年10月14日 https://www.elgoldigital.com/futbol/valencia-cf/valencia-sato-sin-minutos-aguirre-corberan-laliga-2026/) ・安藤の退場は2.ブンデスリーガの試合記録とbulinews(https://bulinews.com/2-bundesliga-ten-man-pauli-fight-back-earn-point-cottbus)、代表離脱はサッカーキング(2026年9月28日 https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20260928/2210649.html) ・チェイスのけがが続いている点は、独『90min』の報道を伝えた東スポWEB(2026年10月6日 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/405681) ・各選手の最後の公式戦の日付と出場時間、メンバー入り(ベンチ入り)と出場の試合数、伊藤洋輝の代表での出場時間、チェイスの11月1日のベンチ入りは、API-Football(自社DB、2026年11月3日時点) 筆者の解釈・分析 ・「体が治るのを待っている選手と、体はもう戻っているのに、出番が来ない選手」という2分類(負傷の公表がある選手と、ない選手の区別に基づく筆者の整理) ・「伊藤洋輝は、日本代表とバイエルンで、まるで別の選手のように扱われている」(代表とクラブの出場時間の比較からの筆者の表現) ・遠藤・佐藤・山田・荒木・安藤について、出場がない理由を負傷ではなく序列とみる点は、負傷の公表・報道が確認できないことからの筆者の判断(クラブは理由を公表していない) ・「治っても出られない選手たちには、それがない」(復帰の目安が示されていないことを指す筆者の表現)

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